由良瓏砂さんのお誘いを受けて、ご本人の出演している朗読劇「御伽の赤ずきん」を観に行ってきました。
最初赤ずきんっぽい話で始まるのですが、いつの間にか桃太郎が混ざり、金太郎が混ざり、猿蟹合戦とかヘンデルとグレーテルとか大きな蕪とか、とにかくいろんな御伽話がゴチャ混ぜに混ぜられて、ハチャメチャだけど何故かストーリーがちゃんと成立してて、何か面白かった(笑)。
出演者のバックグラウンドがよくわからなかったけど、声優さんが多かったのかな?声だけのアニメ観てる気分でした。Twitterで「アフレコ現場を見学しているような」って書いてる方もいて、アフレコってこんな感じなんでしょうか…?
瓏砂さんご出演の朗読劇に行ってきました(*´꒳`*)
想像していた朗読劇のスタイルとはまた違う、アフレコ現場を見学しているような、不思議な印象を受けました。
ただ聴いて想像するだけではなく、演者の表情や目線も見逃せないので、想像力と視力と聴力をフル活用です。#御伽の赤ずきん pic.twitter.com/OKBm9Vvze8— ゆき (@YukiBonchic) 2018年4月29日
マンドラゴラとか、きび団子とか、手袋に閉じ込められた動物達の声とか、ああいう「ふつうでは出さない声」のシーンがあったのも「アニメ観てる気分」になった理由なのかも。ちなみに、マンドラゴラときび団子は瓏砂さんだったんですね。
ブリデコ11「ポイズンガーデン」で毒の花を演じてますし(ヘッダー画像)、マンドラゴラは当たり役だったと思います。よく喉平気だねって言われました。普段それほど大きい声出ないのに自分でも不思議。
あときび団子の不気味な声で喋るとお客様が「えっ?!」って顔するのが面白かったです(笑)— 由良瓏砂 (@yurarosa) 2018年4月29日
最近よく朗読劇を観る機会があるのですけど、声やBGMといった「音」の情報だけでここまで世界を作れるのが、凄いことだなと思って観てます。
逆に「音」の情報を無くして世界を作るパントマイムなんてのもあるわけですが、情報を削ることによって観客の想像力によって削られたものが補われ、その結果として却って描写が豊かになるみたいな。そんな「引き算の美学」みたいなのがある気がするのです。そう言えば小学校の頃に先生が「テレビとラジオはどっちが表現が豊かか?」みたいな話をしてて、まさに同じ話をしてたなって。そんなことも思い出しました。
基本データ
作品名: 朗読劇「御伽の赤ずきん(2018年4月公演)」
公演日: 2018年4月28日(土)、4月29日(日)
会場: 三鷹RIスタジオ 東京都三鷹市下連雀3-22-10榎本ビルB1F
主催: 清月エンターテイメント
出演
(Aキャスト)
荒金優理子
植田ひかる
甲斐田絢子
小宮彩
佐藤広基
杉林 志保
杉本和磨
坪井光里
飛山竜太
野本梨加
フジモリダイキ
松﨑瑛弥花
松下眞子
水野可蓮(Bキャスト)
荒井優香
磯貝 りん
奥野 優太
木寺奈緒
月華
瀬尾直仁
鷹箸杏樹
中村 那美
森永つかさ
羽鳥祥希
藤﨑アンナ
牧絵梨香
由良瓏砂
横田駿
この日の行動
観劇前にTEOREMA CAFEへ。
そして観劇後は、閉店時刻に間に合いそうだったので、点滴堂へ。